10日 12月 2018
三項関係が成立し、他者と注意や興味を共有することを学んできたこどもたちは、視線に加えより確実に相手の注意や興味を引くために、発声や指差しで他者の注意を自分に向けるようになります。 初語(意味のあるはじめのことば)に先行し指差しが出現します。 指さしにも色々な意味があり、 [あれはなあに?]と名前を養育者にたずねる指さしや[あれが欲しいよ]と自分の要求を伝える指さし [電車がみえたよ、かっこいいよー]と自分の気持ちを他者と共有したいという指さし [ママはあそこにいるよ]と相手の質問に答える応答の指さし 指さしを一方的に出して終わらせず、相手が自分の指さしをみているか、自分の気持ちや要求は伝わったのかという確認も行っていきます。 気持ちや注意を共有していていく中で、相手の表情も読み取っていくことも上手になっていきます。 養育者が不安な顔をしながら何かを見ているとこどもも表情を読み取り不安な気持ちになり、養育者が笑っていると安心する様子がみられます。1歳前後には、大好きな養育者の表情を読み取り次の行動を決める社会的参照も見られ始めます。(執筆:ぽっかぽか 言語聴覚士)
26日 11月 2018
この頃から、人見知りが始まってきます。 知っている顔、知らない顔の区別ができてきます。 こどもにとって知っている顔の代表である大好きな養育者が何を見ているのか、何に注意を向けているのかを確かめるようになります。 大好きな養育者の視線の先を追いかける追随注視も見られるようになってきます。[お母さん何を見ているのかな?] 視線には相手が何に注目をしているのかということがわかるという大切な事に気付いていきます。またその注目を自分に向けたいという気持ちも育ち、物を見せたり、渡したりと物をつかったやり取りを行うようになります。 それまでは二項関係(自分と人)(自分と対象)が中心でしたが、そこにもう一つ加わり三項関係(自分と人と対象)へと広がっていきます。 [おかあさんが犬を見ているな] [赤ちゃんが犬をみているわ] お互いの視線を確認し合う事により同じ対象に興味や注意を向けている事を双方が知っている。これを共同注視(共同注意)とよび、ことばの土台となる非常に大切な力のひとつになるのです。 (執筆:ぽっかぽか 言語聴覚士) 参考文献:よくわかる言語発達 岩立志津男・小椋たみ子編 メネルヴァ書房
19日 11月 2018
新生児期から乳児は、人間の顔、音声、ことばへの関心を示し、 生後数分でいろいろな顔のしぐさや音を模倣します。 生まれた直後から人に対して強い関心を示します。 そしてお腹がすいて泣く、排泄後気持ち悪くて泣いて発信を出すことで養育者から適切な反応があることを経験していきます。2~3カ月頃になると泣くという発信を出し、それに対する声かけや足音という養育者からの反応(声かけや足音など)を理解し、ずっと泣き続けるのではなく、泣きやみ養育者の次の対応を期待し待つような行動も出てきます。また首が据わってくると動く人を見る。音のする方へ顔を動かすなどの行動も出てきます。声を出したり(クーイング)あやすとよく笑うようになるのもこの頃からです。参考文献:よくわかる言語発達 岩立志津男・小椋たみ子編 メネルヴァ書房 (執筆:ぽっかぽか 言語聴覚士)
24日 10月 2018
最近お子さんの発音の相談メールを何件か頂きましたので、返事の内容を一部載せたいと思います。[年長のお子さんの保護者様より発音について  ・さ行の発音がまだできません。小学生になる前に発音が出来るようにしてやりたいのですが、どうすればよいでしょう?] **** お子さんが小学生になる前にさ行の発音ができるようになりたいと言われる気持ちはよくわかります。 私が以前さ行の発音練習を担当していたお子さんたちは、年中〜年長で、サの練習を始め平均1年ほどでサ行の発音が出来るようになっています。もちろん個人差があると思いますが、早いお子さんでも最低半年程度はかかるのではないかと思います。 また、年長ということもあるため訓練内容を忘れないためにも可能であれば毎週訓練をされることが望ましいと思います。 (もし聴力に問題がある場合は、子音の小さな音が聞き取れない場合がありますので、訓練開始前に聴力に問題がないか確認することをおすすめします) 訓練を行うにしても色々な選択肢があり、悩まれると思いますが、どのお子さんにとっても良い結果につながることを願っています。 (執筆:ぽっかぽか 言語聴覚士)
11日 10月 2018
今週のぽっかぽかの開設日はあいにくの雨でした。 言語指導を受けている間、こんなかわいらしい小さな長ぐつが玄関でチョコンと並んで主の帰りを待っています。 ≪元気な声でお返事ができたかな≫ ≪さしすせそ のある言葉は難しいよね≫ ≪でも今日は、小さな両手で「ちょうだい」が先生にできるようになって良かったね!≫ そんな声が長ぐつクマさんから聞こえてくるようでした。 ことばの発達相談室ぽっかぽか 企画広報/伊藤
21日 9月 2018
ぽっかぽかのご案内 ゾウのイラストver.です。ほんわかした雰囲気に仕上がりました。どこかでお目にかかったら宜しくお願いします♪ (ぽっかぽか 企画・広報/伊藤)
12日 9月 2018
ことばの発達相談室ぽっかぽかは今年の7月末に開設しました。 ありがたいことに素敵なご家族たちにお越しいただいています。 保護者の方の主訴の多くは、発音が不明瞭であることでした。 お子さまの年齢に合ったアドバイスをさせて頂いています。 アドバイスをもとに家などで取り組みながらしばらく様子をみて、また困った時に予約を入れたいですと言われる方。ぽっかぽかで継続して発音練習していくことを希望される方とその後の取り組みも様々です。お子さまたちも楽しめるおもちゃで楽しく他者と関わりながら遊んでいます。 親子でぽっかぽかに来ることを楽しみにして頂けるよう取り組んでいきたいと思います。 ことばの発達で何か気になる事がありましたら、お気軽にご相談下さい。 (執筆:ぽっかぽか 広島 言語聴覚士)
10日 9月 2018
質問された保護者のお子さんも、もしかすると眠いとお母さんに伝える方法を 間違えて覚えてしまったのかもしれません。(例えば、眠くなり暴れるとお母さんがどうにかしてくれると誤学習してしまったのかもしれませんね。) まずは眠くなる時間を大人が把握して、叩いたり物を投げる前に布団に誘ってみることや 強く相手を叩いて注意喚起するのではなく、優しく叩いても注意を向けてもらえる事を知ること、またことばが出ているお子さんなら「眠たい」と相手に伝える言い方を教えてみるなど間違えて覚えてしまった要求の表し方を適切な伝え方に変えていってほしいと思います。(執筆:ぽっかぽか 広島 言語聴覚士)
05日 9月 2018
以前保護者の方から受けた質問です。 [眠たくなると私を叩いたり、物を投げたりするのです。  どうしたら良いでしょう?] 生理的に不快な場面では機嫌が悪くなることは仕方がない面もあります。 大人でもお腹が空くとイライラとして感情を出してしまう人もいますものね。しかし出来ればぜひ適切な表し方を教えてあげて欲しいと思います。 私が印象に残っている本の一文です。 [Dちゃんはクッキーが欲しいと思いました。クッキー箱が見える所に母親を連れていきクッキー箱を指差しました。母親は夕食前だったためクッキーを与えませんでした。 するとDちゃんはひっくり返り、泣きわめき暴れました。母親はこの行動をとめたくて仕方なくクッキーを渡しました]次の時にDちゃんがクッキーを欲しいと思った時はどのような行動を取ると思いますか? (執筆:ぽっかぽか 広島 言語聴覚士)
03日 9月 2018
初語について お子さんのことばが出てくることはとても待ち遠しいものだと思います。 初めてのことばはなにかな?「ママ」かな「パパ」かな? 赤ちゃんは口唇音という p(パ行)、m(マ行) b(バ行) じぶんが使える音から発語を始めます。 例えば「パパ」「ママ」「マンマ」「ブーブー」「バアバ」などです。 また口唇音ではないですが、よく聞く言葉(例えば「ネンネ」など)も初語として出てきやすいです。 あるおじいさんが、「「じいじ」だけ言わないんだよ。これだけ面倒みているのに」 とさみしそうに呟いておられました。 言わないんのではなく、「ジ」赤ちゃんには難しくて言えないんだよとお伝えしましたがやはりさみしそうでした。 でもこればかりは仕方がないですよね。 (執筆:ぽっかぽか 広島 言語聴覚士)

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